万年筆の書き心地を擬音で表現すると
語彙力が乏しいので、万年筆の書き心を擬音で表現してみることにしてみました。
よくあるカリカリとか、スラスラってやつですね。さて、伝わるかな?
カリカリ
まずは漫画とかでも使われるカリカリ。
ペン先が硬かったり、字幅がとても細かったりするペンだと、こういう傾向が強まります。
引っかかるわけではないけれど、紙を削っているような書き心地で、国産のEFとか、物によってはFでもこういう感じがしますよね。
とはいえペン先が馴染んでのカリカリなので、馴染む前はガリガリしてたりするのですが・・・。
そこは、まぁ、仕方ないかな。
ゴリゴリ
使い始めたばかりの万年筆の印象で、わりと多いと思っているのがこれ。
ペンポイントがまだ馴染んでなくて、ゴツゴツした石で木の板を引っ掻いてる感じというか、なんとなくゴリッとした感じ。
もちろん使い込んでいけば、ペンポイントが削れて解消されるのですが、ちょっと苦手 (^_^;)
シャリシャリ・サリサリ
万年筆を使い込んでペンポイントが馴染んでくると、ペン先が紙を引っ掻くような感覚は次第に無くなってきます。
それの第一段階がシャリシャリ。
紙とペン先の摩擦感はやや強めなものの、引っ掻いてる感じは皆無な状態。
これが更に進んで、紙とペン先の摩擦感が更に小さくなるとサリサリになる感じ。
個人的に一番好きなのはこのサリサリかな。
スリスリ
上記のサリサリから更に進んで、紙とペン先の摩擦感がほぼなくなった状態。
ペン先が紙の上を滑る。とまでは言わないけれど、ペン先が紙に吸い付いてるようなイメージです。
言い換えるなら指先で紙を優しく撫でてるような、そんな感じ。
とはいえ、良くなってるハズなのに、面白みとしては今一つだったりするんですよね。不思議なもので。
すごくなめらかで何の問題も無いのに今一つというね・・・。贅沢なものですな。
その先へ
と、ここまでは普通に万年筆を使い込んでいけば経験できる書き心地なわけですが、どうやらその先があるらしいんです。
そのためには腕のある調整師さんにペン先を調整してもらう必要があるんですけどね。
ブログ主は未経験なのですが、そうやって持ち主に合わせて調整された万年筆の書き心地は、そりゃもう、極上なものなんだとか。
ちなみに名の知れた調整師さんとしては、フルハルターの森山さんとか、The Nib Shaper の長原さんとかになるのかな?
そのうち一度は体験してみたいものです。
他にも
その他にもよく聞く擬音としては、ヌラヌラというのがあります。
粘度の高いインクを使うことで、ペン先と紙の間でインクが潤滑油のような機能を果たして、滑るような書き心地になるんだとか。
とはいえ、これ、やろうとすると紙にも気を使わないといけなさそうなんですよね。
吸水性がそこまで良くなくて、ツルツルの紙を使うのが良いのかな? よく分かりませんが。
これまた一度は体験してみたいものです。