万年筆のキャップはネジ式が良い!

万年筆というのはキャップを外して使うものではありますが、できればネジ式のキャップががいいよね。と思うのですよ。
万年筆のキャップは大別してネジ式とはめこみ式(軸をキャップに入れて、パッチンて固定するタイプです。以下、パッチン式)があるわけですが、以前はネジを回すの、面倒だなぁ。と思ってたんです。
でも世の中の万年筆を見てみると、高額なものほどネジ式キャップの採用率が高いじゃないですか。
なんで? 回すの面倒なのに。雰囲気とか、高級感の演出?
と思ってましたが、どうもそうでもないみたいなんです。
まず万年筆はキャップをしてないとペン先のインクが乾いて書けなくなるわけですが、どうもネジ式のキャップの方が乾きにくいっぽいんです。
もちろん、いろいろな機構の工夫とかもあって、パッチン式でも乾きにくいキャップというのはあるわけですが、まだまだ全部のパッチン式キャップがそうと言うわけではないですからね。
逆にネジ式のキャップであってもキャップの構造の所為でペン先が乾きやすい物も、稀にあったりもするようですが、ゴニョゴニョ。
とはいえ、傾向としてはネジ式のキャップの方が乾きにくいと言うのは、そうかなと。
あとはですね、音なんですよ。
一度パッチン式キャップの万年筆を職場に持って行った事があるのですが、かなり静かな環境ということもあって、キャップを開け閉めする時のパッチン! って音が、想像以上に響いたんです。
これがかなり気になるレベルでして、しかも万年筆は使い終わったらキャップをするものでしょ。わりと頻繁にパッチン! パッチン! と音が響くのもどうなのよ? と思ったわけです。
気にし過ぎかも知れませんが、自分が逆にその音を聞く立場となると、きっと苛つくだろうなと。そう思うと、どうしてもね。
でもキャップがネジ式であれば、基本的に音はしませんから無問題です。
どれだけネジを回せばキャップが外れるのか? というところに好みは出るかも知れませんけど。
一番外しやすいキャップで 0.5回転くらいで外れるんだっかな? 多いものだと 3.5回転とか必要みたいですけど。
慣れないうちは気になるかもですが、慣れればどうということはないですよ。たぶん・・・。
そんなわけで、キャップはネジ式! と思うに至ったわけですが、リーズナブルなお値段の万年筆となると、殆どがパッチン式キャップなんですよね。
と思ったら、プラチナ万年筆のプロシオンのキャップはネジ式ではないですか! まぁ、プロシオンのお値段がリーズナブルかと言うと、意見の分かれるところだとは思いますけど・・・。
さすがは機能てんこ盛り! やりますねぇ。