インクを入れた万年筆は立てておくべきか?寝かせておくかべきか?
とは言うものの、実際は「寝かせておく」のが正解だと思うんですけどね。
理由としては、純粋にペン先が乾きにくい置き方だから。です。
ペンをペン立てとかに立てておく場合、普通に考えるとペン先を上にしますよね。そうするとインクが下がったりして書き出しが掠れたりし易くなるわけです。
プラチナ万年筆のスリップシールの乾き難さの検証でも、ペンは寝かせた状態で放置してた気がしますし。
実際にペン先が乾きやすい万年筆だと、しばらくペンを横にしてから使った方がインクの出が良かったりしますし。
ただペンを寝かせておくとなると場所の問題がね、どうしても出てきます。
引き出しとかに仕舞えるなら問題ないのですが、そういう場所がないと机上にペントレイを置いてそこで管理する事になるわけですが、ペン立てに比べると占める面積がデカくてね。
あとペントレイは何かの弾みで吹っ飛ばしてしまいそうで、ちょっと怖かったり。
それとは別に、パッと手を伸ばすにはペン立てに慣れちゃってるというのもあるのかもなぁ。
そんなこんなで、何かと手がかかるのが万年筆ではありますが、そういう事を考えるのも、また楽しいんですよね。
とりあえずは使う前に10分でもペンを寝かせておける運用を考えてみようかな。