濃い万年筆用 黒インク 4選

細字の万年筆というのは多くの場合、インクのフローが絞ってあるものですが、フローが絞ってあるがためにインクの色が薄く見てたりもします。
でも、細字でもくっきりと濃く書きたいんですよ。
というわけで、いろいろなインクを試した結果、以下の4つのインクにたどり着きました。
セーラー万年筆 ブラック

国産万年筆メーカーの黒インクの中では一番濃いんじゃないかな? コストパフォーマンスが圧倒的に良いのも Good!
舶来の万年筆と比べると、同じ EF でも一段階り細い字幅になる国産メーカーだけあって、インクフローは良好です。
ただ、他のインクに比べると、書いた線がちょっと太く出るかな? という気がします。
ラミー クリスタルインク オブシディアン

色としては確かに黒なんだけど、その実際はめっちゃ濃い緑というオシャレさん。ブログ主、一番のお気に入りです。
乾いた後もなんとなくツヤのある色合いで、まさに黒曜石という感じ。
ただしペン先が乾きやすいインクなので、万年筆との相性によっては書き出しでインクが出て来ないことも・・・。
カヴェコ ブラック

微妙に赤みを帯びているように感じる優しい色合い。他のインクと比べると、書いた線がやや細く出るような気がします。
濃い細い線がお好みなら、試してみる価値アリですぞ。
ちなみにですが、英語での色名は pearl bkack となっており、直訳すると「真珠の黒」なんですよね。日本語的には黒真珠の黒ということでしょうか? 優しい色合いはこちらの名前に起因してるのかも。
ファーバーカステル 伯爵コレクション カーボンブラック

とにかく黒! ザ・黒!! という色合い。ちょっとベタッとした線になる気がしないではないものの、濃い! くっきり! という意味ではブログ主的には一等賞。
インクのフローが良好なのも、これまた Good!
ただ、インクの乾きはちょっと遅めなので、気になる人は気になるかも・・・。
ちなみに名前は カーボンブラック ですが、染料インクです。
最後に
濃い黒インクってだけなら、インク専業メーカーの製品にもっとあるみたいではありますが、入手のしやすさから今回は万年筆メーカーのもので揃えてみました。
それから、細字の万年筆でもインクのフローが良いもの(例えばプラチナの万年筆とか)であれば、そこまで気にしなくても濃く書けるんですけどねぇ。
インクと万年筆の関係(相性)というのは、ひたすらに奥が深いものですなぁ。