無印良品の「丸軸万年筆」を使ってみた

1000円以下の万年筆にもいろいろありますが、無印良品の万年筆もそんな値段だったよね。というわけで買ってきました。
記事を書いてる時点でのお値段は税込みで 1090円でしたので、本体価格としては1000円切ってますのな。
袋から出してみると、グリップのところに滑り止めと思われる加工がしてある他は、マットで飾り気のないシンプルなデザインです。
ちなみに軸径は 10mm だそうです。ちょっと細めですね。
重量は約20g とのことで、手にするとかなり軽く感じます。さすがはアルミ製と言ったところでしょうか。
ではバラしてみます。
滑り止め加工のしてあるところまでが首軸になってます。パッ見では軸の継ぎ目が分かりにくくなってて、なかなか良いデザインではないでしょうか。
カートリッジは軸の中に入ってました。
ちょっと面白いのがキャップでして、軸にハマる部分の外側が薄くなってるんですよね。で、この薄くなっている部分が首軸の外周内側の溝に嵌るという仕組みになっています。
だからキャップと軸の間に段差ができないんですね。なかなかオシャレです。
お次はペン先をチェック! 調べてみるとドイツのシュミットという会社のニブだそうです。
字幅としては細字だそうで、ニブの中央に飾り文字で F と刻印されています。
装飾もしてあって、なかなかいい感じのニブでないですかね。
ではカートリッジをセットして
書いてみます。
比較対象はジェットストリームの 0.7 です。
若干ですが、万年筆のほうが太い感じでしょうか?
とはいえ、よく言われるような「舶来の万年筆の字幅は太い」というほどでは無いかなと。国産万年筆の F と比べても、若干太いかな? という感じでした。
ちなみに紙はコクヨの 大人のキャンパスノート を使っています。
書き味は特に引っかかりもなくて普通に良いです。
で、この万年筆ですが、カートリッジがヨーロッパ標準規格なのでエルバンとかの他メーカーのカートリッジも使えてインクの選択肢が多いのはいいですね。
つか、ヨーロッパ標準規格ということで、コンバーター仕様にもできるみたいなんですよね。調べた範囲ではペリカンのコンバーターが使えるようです。
いいじゃないですか。
ただコンバーター仕様にして使うにはちょっと注意点があるみたいで、インクを吸入する際に首軸のキャップの嵌る溝にインクが入らないようにしないといけないそうです。
というのも、ここの溝にインクが入ったままキャップをすると、インクがキャップに付いて、ちょっと面倒なことになるっぽいんですよね。
なのでインクを吸入する際には首軸の艶のある部分までしかインクに入れないようにして、インクを拭き取る際にもペン先を下に向けたままインクを拭き取るようにしないといけないかもです。
僕はそこまでするのは面倒なので、暫くはカートリッジを使っていこうかなと思います。