日本と何処が違う?「フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか」

いやはやなんともね、「フィンランド人、どんだけ仕事が早いのよ?」というわけで、読んでみました。
まずは、とにかく仕事が効率重視なんですね。それを従業員だけでなくて企業からしてというか、国ぐるみで取り組んでる感じ。
だって勤務中のコーヒー休憩が法律に定められているって、もうビックリですよ。
企業の方も、「どこのベンチャー企業ですか?」って感じっぽくて、もちろん全ての企業がそういうわけではないだろうけれど、労働環境にはとても気を使ってるみたい。
おまけに有給休暇が毎年20日支給ですよ(でなきゃ夏休みを1ヶ月も取れませんからね)。日本だと10日くらいかな? それでも僕はほとんど消化できてないけど・・・。
ただこの1ヶ月の休暇というのはとっても良さそう。なんでも最初の1週間は残してきた仕事が気になるけど、2週目3週目は休みを満喫できて、4週目になると仕事に行きたくなるんだとか(もちろん人にもよるでしょうけど)。
この仕事に行きたいってのは、気力もエネルギーも十分な状態なわけでして、そりゃ仕事も捗りそうじゃないですか。
とまぁ、そんな感じでフィンランドという国が労働面から紹介されているわけでありますが、「で、どうするよ?」という話になると、これがなかなか難しい。
なんつうか、多分に文化の違いが大きすぎて、社長さんなら「我社もちょっと取り入れてみるか」とかできそうだけど、一般労働階級ではどうにもこうにもな気がしなくもなかったりして。
とはいえ、ただ「フィンランドはそうなんだぁ・・・」というのも芸がないので、ちょっと読み返してみるとですねぇ。
仕事の進め方では、大枠を決めてから細部は進めながら詰めていくとか、上司は部下を信頼して裁量を与えて細かく管理しないとか。らしいです。
でもちょっと待って下さいよ。これって別にフィンランドに限った話じゃないですよね。
というか、普通にビジネス書に書いてある内容な気がするんですけど・・・。
そうなると意識の問題ですかねぇ? フィンランド人の方がより真面目に「効率」について考えてるみたいな? そんな気がしてきましたよ。
じゃぁ、効率って何よ? ってわけだけど、「目標の成果をいかに少ないリソースで実現するか?」ってとこですかねぇ。
ついでに言うと、目標に対して成果が必要十分な事ですよね。足りなくてはお話にならないけど、過剰だとコストのかけすぎになっちゃいますから。
う~ん、こうやって考えてみると、「効率」についてちゃんと考えたことって無かったかも。
なんつうか、効率というと単純に作業のスピードアップとか最適化くらいにしか思ってなかった気がします。
せっかくの機会だし、マネジメントの側面からも「効率」について、ちょっと真面目に考えてみようかな。
最後にタイトルにもなっている4時に仕事が終わる理由なんですが、「えぇ~! それかよ!?」という、ある意味で目から鱗な内容でした。気になる方は是非ご一読下さい。