旧バージョンの CentOS で yum を使おうとしたら動かなかったので

ちょっと古いバージョンの CentOS が動いているサーバーのメンテナンスを仰せつかったのですが、yum を動かしたらうまく動かなかったので、対処法をちょっとメモ φ(..)。
実際には yum 自体は動いているのですが、http リクエストが 404 だったよ。とか言われちゃうんですね。
つまり、リポジトリが見つからないと・・・orz
で、調べてみたところ、旧バージョンのリポジトリが置いてあるサーバーが、何時かのタイミングで切り替わったんだそうです。
というわけで、設定を変更すればできるんじゃね? と思ってやってみました。
まずはリポジトリの置いてあるサーバーですが、http://vault.centos.org/ というところになったんだそうです。
実際にアクセスしてみると、旧バージョンの rpm ファイルがいろいろ置いてあります。うん。これならいけそうです。
次に設定ファイルですが、場所としては、
/etc/yum.repos.d/CentOS-Base.repo
というファイルになります。
で、このファイルを vi とかで編集するわけですが、その前に
cp CentOS-Base.repo CentOS-Base.repo.old
とかしてバックアップを取っておきましょう。人生、何があるか分かりませんからね。
実際の編集作業としては、設定ファイル内の URL を書き換えることになります。
デフォルトの状態では以下のような感じになっているので・・・
mirrorlist と baseurl の URL を以下のような感じで書き換えます。なぜか元のファイルでは baseurl= の部分が # でコメントアウトされていたので、# は消してしておきましょう。
[バージョン] の部分はお使いの OS のバージョン番号で、[アーキテクチャ] の部分もお使いの OS アーキテクチャで置き換えてください。
また、セクションは [base] 以外にも [updates] とか [extras] とかありますので、忘れずに全部書き換えます(バージョンとアーキテクチャの間のディレクトリ名にはご注意ください)。
調べ方は、バージョンは
cat /etc/redhat-release
で。アーキテクチャは
arch
で確認できます。例えばバージョン 6.7 の 64ビット版のサーバーの設定を変更する場合だと、
みたいな感じで。
とはいえ、リポジトリはブラウザで見ることができるので、実際に確認しながら設定することをオススメします。
で、作業が済んだら最後に
yum clean all
としてやれば、期待通りに動いてくれる・・・ハズ。