こんな食べ歩きしてみたい 「英国一家、日本を食べる」

前々からタイトルと内容のあらましは知っていたのですが、気がついたらカミさんの枕元に置いてあったので、拝借して読んでみました。
なんでも英国人のご一家が3ヶ月日本に滞在してアレコレ食べ歩く。という内容だそうなのですが、そもそも3ヶ月も滞在して食べ歩けるって、どういう人よ?
と思ってたら、フードライター&トラベルライターの方だそうで、なるほど、本人にとってはお仕事なのね。というわけで、とりあえず“そこ”には納得した次第であります。
しかしまぁ、食べるわ食べるわ(笑)。立ち食い飲み屋や大衆食堂から高級懐石まで。つか、懐石なんて僕も食べた事ないんですけど(^_^;)。
そして面白いことに、お仕事で回られたお店のお話って、そんなに面白くは無いんですよね。なんつうか、知識先行のライティングになってて。
本国とかで日本料理を紹介するには絶対に必要であろうことは容易に想像がつくわけですが・・・。
それに比べるとご家族と一緒に食べに行ったエピソードの瑞々しいこと。
子供の偏食に悩むという、ありがちな親の姿と、そんなこと知ったことじゃないもんね! という子供の(ある種の)傍若無人さが暖かな笑いを誘います。
最初に出てきた焼き鳥の話なんてなかなか良くて、お子さんが甘辛なタレに一発で参ってしまうのですが、ああいう味って、あんまり無いんですかねぇ?
つか、甘いおかずって世界的に見ると珍しいのかな? 案外、佃煮とか喜ばれたりして。
あと、出汁の話ね。日本料理って、ある意味で究極的には、煮るだけ、焼くだけ、蒸すだけで、その加減が大事。というのがある気がするんですよ(味はあくまで薄味で)。
そういうところで効いてくるのって、やっぱり出汁だと思うのですが、その体中が喜ぶという出汁の話だけは羨ましかったです。
そんな出汁、僕も飲んでみたい。
そして何より外国人の目を通して日本の食を見るというのは、それはそれでなかなか新鮮なわけでして、毎日コメは食べてるけど、食生活を見直す余地については、いろいろ沢山ある事に気づかされました。
というわけで、とりあえずは味噌汁を飲もう! そうしよう(インスタントだけど)。
亜紀書房
これ、アニメ化されてましたね。アニメの方で見てました。
Posted by: yohsuke | 06/07/2017 at 19:29
コメントありがとうございます。
そうなんですよ。僕は本の帯で知ったんですけど(^_^;)。
YouTubeに番宣動画があったので見たのですが、アニメもなかなか面白そうなんですよね。
一回ちゃんと見てみたいのですが、時間がなぁ・・・。
Posted by: 夢界 | 06/07/2017 at 21:49