リコーが発電するゴムを開発したそうです
あちこちのニュースによりますと、リコーが圧力で発電する「発電ゴム」を開発したと発表したそうです。
なんでもゴムが伸びた瞬間と元に戻る瞬間に発電するんだそうで、触ったくらいの力でも反応するくらい感度がいいようです。
しかも伸び縮みの方向もどうでもいいみたいで、引っ張るだけでなく押しつぶしてもいいみたいなんです。
すでにこの手の素材としてはセラミックや高分子樹脂があるそうなのですが、それらは壊れやすかったり重かったり発電量が少なかったりと、それなりに弱点があるということなのですが、どうやらそれら素材の問題点が「発電ゴム」で全て解決できるみたいなんですよ。スゲェ!
公表されているスペックとしては、「大きな圧力にも耐え、数百万回の繰り返し負荷試験の結果、性能の劣化がないことも分かった」とか「5cm×10cmの発電ゴムシートをたたくと、数百V、数百μAの電力を生み出す。実験ではLEDが200個光った」とか、ちょっとマジですか!? と言いたくなるような性能です。
用途としては発電はもちろん、センサーとしても期待されているそうです。
しかも面白いのが、実は発電の原理が分かってないらしいんですよ。
ふと、高校時代の理科の先生が「最先端の研究なんてものは、とにかく出来そうなモノを片っ端から試していって、出来たモノから理屈を探すんだ」と言っていたのを思い出しちゃいました。
最先端の現場って、ホントにそんな感じなんですかねぇ?
参照リンク
・リコー、圧力発電の新材料「発電ゴム」を開発 ~高い発電性能と柔軟性を実現 - PC Watch
・新規材料:数百万回伸び縮み、「発電ゴム」はセンサーにも向く (1/2) - EE Times Japan
・組み込み開発ニュース:リコーが「発電ゴム」、ゴムの柔軟さでセラミックスなみの高出力 - MONOist(モノイスト)
・発電ゴムなんてものができちゃったら、どこからでも電気が作れるのでは? : ギズモード・ジャパン