SSDの寿命対策と容量節減にWindowsを簡単に再設定する 「SSD最適化設定」
PC Watch の記事によりますと、有限会社電机本舗がSSD向けのシステムドライブ設定最適化ソフト「SSD最適化設定 Ver2.1」の無料配布を開始したんだそうです。
何でもWindowsの設定を変更することで、Windowsの標準設定時と比べて3倍の長寿命化と数十%の容量節減が可能なんだとか。
それにしても3倍の長寿命化って、もちろん使い方にも拠るんでしょうけれど、ちょっとスゴイじゃないですか!
個人的には 「そもそもSSDはHDDに比べて寿命が短い」 というイメージがあったので、「こういうツールで簡単に設定ができるのはありがたい」 という感じなのですが・・・、実際のところSSDの寿命ってどうなんでしょうね。
もっとも、Windows設定の変更だけで常駐したりとかWindowsに食い込んでいくようなプログラムではなさそうだし、保険として使っておいても良さそうではあります。
参照リンク
・電机本舗 > フリーウェア > SSDの寿命を3倍へ「SSD最適化設定」
・SSDの寿命を延ばすフリーソフトが登場 ~Windowsの設定変更をアシスト - PC Watch
正直最近のSSDの長寿命化記事は当たっているけど間違っているものが多くて眉唾ものです。
「当たっているけど間違っている」というのは変な表現ですけど、古い常識を前提に書いているものがかなり多いです。
例えばデフラグ設定であればランダムアクセスの早いSSDでは切るのが良いとされていましたが、それはXPやVistaがまだ主流だった頃の話で、7以降の標準デフラグではHDDとSSDで処理が異なる(SSDの場合はSSDとして書き込み速度の向上を目的としたデフラグ)ので、デフラグは切らない方が良いとされています。
切るとSSDでも速度低下するので。
復元ポイントの削減はそれなりに効果があるかもしれませんが、そもそもの前提として今のSSDは24時間稼働で数GBのデータ書き込みをし続けてもHDDの平均寿命まで持つレベルまでスペックが向上しています。
一般的な使い方をする場合は気にする必要は全く無いでしょう。
重要視すべきなのは長寿命化設定とかよりも買うSSDのブランドと型番だと思います。
HDDと違ってまだまだ当たり外れが激しいので。
(あるメーカーでは同じ型番のSSDがMLCからTLCに密かに変えられたという悪評があります)
Posted by: miroku | 02/17/2015 at 15:02
コメントありがとうございます。
そうですよね。SSDもOSも日々進化してますから、何を持って正しいとするのか? いろいろ悩んでしまいます。
>重要視すべきなのは(中略)買うSSDのブランドと型番だと思います。
そのへんの感覚はHDDとおなじなんですね。
勉強になりました。
Posted by: 夢界 | 02/18/2015 at 09:12