僅差の負けが一番学べる

負けた勝負の内容について “たられば” の話をするのは、負け惜しみ以外の何物でもないとは思うのですが、“たられば” について考えるのは大事だと思うんです。
もっとも、大差で負けた場合は “たられば” を言う気にもならないのですが、接戦で負けた時って、かなり具体的に “たられば” が出てくるんですよね。
例えば、「あそこで1発決まっていれば・・・」 とかね。
そこから、じゃぁその1発を決めるためにはどうしたら良かったのか? と考えると、いろいろ見えてくるんじゃないかなと。
もしくは 「あの1発を決められないためにはどうしたら良かったのか?」 とかとか。
もちろん、そういう場面でどうすべきだったのか? というのもあるのですが、そもそもそういう場面に持ち込まれないようには出来なかったのか? という風に考えていけば、穴がたくさん見付かるように思うんです。
あとは穴を潰して、再挑戦してを繰り返すしかないんですけどね。
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」 という言葉があるそうですが、不思議の勝ちからは何も学べないと思うんですよ。
まぁ、一流の人になると 「あそこではああしておけば良かった」 というような反省点にも気付けるんでしょうが、普通は勝ったら 「バンザーイ!」 で終わりですからねぇ。
そんなこんなで、やっぱり負けること(特に僅差の負け)から学ぶ事って多いなぁ。と思ったのでありました。