音声のノイズキャンセル技術で光ファイバの帯域を増やせるんだそうです
TechCrunch Japan の記事によりますと、ヘッドフォンなどに使われているノイズキャンセル技術は、光通信にも応用できるんだそうです。
記事によると、
イズキャンセル技術はバックグラウンドノイズを排除するわけだから、光ファイバ上の信号を掃除して接続の速度と質を増進することもできるのだ。
音声の場合と同じ原理によるノイズキャンセル技術が地球サイズの長距離光ファイバの帯域を5倍にアップ | TechCrunch Japan より引用
なんだそうです。研究によるとノイズキャンセルによって、通信速度を最大で 400% まで上げることが可能なんだとか。スゲェ!
まぁ接続の速度と言っても光そのもののスピードを上げることはできませんから、通信の質が上がって、より通信の密度を上げることが可能になるという事なんでしょう。
仮に速度が上がらなくても通信の質が上がれば、通信エラーとそれに伴うパケットロスも減って来るでしょうから、それだけで体感速度は上がりそうな気がします。
つか、この技術の何が魅力的って、既存のファイバーをそのまま使えるっぽい事なんですよね。
通信網の整備で何が大変かってケーブルの敷設じゃないかと思うんですよ(無線は別にして)。だったら、ケーブルの両端の機器を変えるだけで何とかなりそうなこの技術って、コスト的にいいんじゃないかなぁ。と思ったりして。
もっとも、そういう機器が出てきてお値段を見てみないと分かりませんけど。
て言うか、光通信でノイズキャンセルが効くなら、メタル通信でも効きそうな気がするんですけどねぇ。単一の波を流しているわけじゃないから、無理なのかなぁ。
参照リンク
音声の場合と同じ原理によるノイズキャンセル技術が地球サイズの長距離光ファイバの帯域を5倍にアップ | TechCrunch Japan
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・伝送速度が光速の99.7%というファイバーケーブルが開発されたそうです