基礎を後回しにしたっていいじゃない
別に 「基礎なんて不要です!」 とか言いたいわけじゃないんですよ。「何事も基礎が大事」 というのは、全くもってそうだと思います。
でもね、何かを始めるに当たって、必ずしも最初に基礎をマスターする必要なんて、無いんじゃないかと思うんですよ。
だって、今やりたい事をとりあえずやってみるのが、一番楽しいですからね。
しかしながら、当然、基礎をほったらかしているのでなかなか上手く行かなかったりするわけですよ。ただ、実はそれが大事というか、そういう上手くいかない事が大切なんじゃないかと思うんです。
だって自分に足りない何かがあることが明確に分かるんですから。それから足りないと思った事を改めて勉強すればいいだけだし、それで遅くはないと思うんです。
つか、逆に 「そういうことだったのか!」 と、深く理解できることもあるんじゃないかなと思ったり。
それに、何にしても “基礎” ってそれだけやってると退屈なんですよね。今やっている事が、この先でどう生きてくるかも分かりづらかったりしますし。
だったら、さっさとやりたい所からやった方が、よっぽどマシな気がするんですよ。
それに、理屈は分かってなくても見よう見まねやっているうちに、理屈を理解できる時期がやってくる事もあったりしますからねぇ。
何より基礎固めをしているうちに飽きちゃうのが、一番勿体無いと思うんです。
また、逆説的ではありますが、やりたいところをやってみて、上手く行かなくて、「じゃぁ、ちょっと戻って勉強し直すか」 と思えないようなら、そんなにやりたいわけでも無かったのかな? という判断もできるんじゃないかなぁ。
そんなわけで、もちろん基礎は大事だけど、必ずしも “最初は基礎から” である必要はないし、それに拘る事も無いよね。と、そんなことを思ったのでした。