我慢できなくたっていいじゃない!
「我慢できない人」 と言うと、一般的には 「辛抱が足りない」 とか 「我が儘」 といったネガティブなイメージが浮かんできますが、最近になって 「我慢なんて、しなくていいんでね?」 という気がしてきました。もちろん、状況によりけりではあるんですけどね。
例えばすごく欲しいバッグを見付けたとするじゃないですか。でも、それを買うと今月の家計がちょ~っと苦しくなってしまうとしますよね。でも、財布の中にはそれを買うだけのお金は入っているという状態です。しかし、それを買わなくても代わりに使えそうなバッグを既に持ってたりします。さて、買うか? 買わないか? これが難しい。
一つの判断として 「来月になったら買おう」 というのはありですが、来月にそのバッグを買える保証は無かったりするんですよね。
そこで僕の判断基準ですが、「次の機会を待ったとして、買えなかった場合に後悔するかどうか?」 を基準にしています。自分的に 「我慢しちゃいけないパターン」 てやつですね。
また条件によっては、我慢できない事が美徳となったりします。例えば 「漢字が読めないのが我慢ならない」とか、「数学の問題が解けないのが我慢ならない」とか・・・。こういう場合は 「勉強熱心だね」 と、褒められちゃったりします。
誰しも小さい頃は 「我慢しなさい」 と言われて育てられたと思うんですが、僕の場合、どうやら 「我慢する=良いこと」 と勘違いしちゃってたみたいなんですね。逆に言うと 「我慢できない=修行が足らない」 みたいな。
というのも、なぜそれを我慢しなくてはいけないのか? を誰も教えてくれなかったし、自分でも目上の人にそう言われて 「そうか、我慢せんといかんのか」 と、そこで思考停止してたんです。
最近になって、ようやく 「納得できない事は、我慢しちゃダメなんだ」 という事が分かってきまして、ちょっと世界が広がったかなと。つか、気付くの遅すぎっ!>自分(苦笑)。
判断基準としては、自分がそれを我慢しなかった場合と我慢した場合の結果を想像して、どちらがより自分にとって(もしくは周囲にとって)より良い結果となるか? で判断しています。もちろん、判断できる余地の無い場合もありますが、まぁ、それは仕方がないので諦める事にしています。
言い換えると、「我慢ならない事」 に対していかなる行動で対応するか? というのが肝心である。とも言えるでしょうか。もしくは 「何のために我慢するのか」 が、明確になっているか? とか。
まぁ何にせよ、例えそれが取るに足らないことであったとしても、我慢するのとしないのでは気分的に全然違ってきますし、我慢した結果として後悔するのも我慢が勿体ないですからねぇ。