Windows Server 2008 R2 Foundation Edition について調べてみた
オンラインでサーバーを物色してましたら、OSに Windows Server 2008 R2 Foundation Edition ってのを見付けまして、Standard Edition とどう違うの? ってところをちょっと調べてみました。
だって、Standard Edition と Foundation Edition では値段が6万円近くも違うんですよ(Foundation Edition の方が安い)。気になるじゃないですか。
というわけで、まずは Foundation Edition の位置付けなんですが、小規模事業所向けということで、低予算でも導入できるようにと、お安くした製品という事のようです。
でも機能的には Standard Edition で出来ることは、ほとんど出来るみたいなんですよね。Active Directoryドメインのコントローラになれるので、当然 DHCP や DNS もサポートしてますし、IIS や SQL Server も実行可能です。
とはいえ、やっぱりお安くなっているので制限される部分はしっかりあって、Hyper-V が搭載されていないとか、シングル・ソケットのハードでしか動かないとか、RAM は 8GB までとか・・・。
中でも要注意なのは、同時接続ユーザ数が 15人ってところでしょうか。まぁ、そもそもが小規模事業所向けなので、そう考えると十分な数なような気もしますが。
ただし、同時接続ユーザ数が 15人といっても、例えば 30人のユーザーが同時接続が 15人にならない程度に交代で利用するってのはライセンス的にダメっぽいです。
また、64ビット版のみの提供で 32ビット版が無いってのも、気を付けておかないとハマるかも。
蛇足ですが、先日会社のサーバーをリプレースする際に 「OSは 32ビットでないとマズイだろ」 って話しになって、Windows Server 2008 を探すのに苦労したのはいい勉強でした。
それから、他の Windows Server によって構築された Active Directoryドメインのメンバーサーバーになることは事実上できないみたいなんですよね。
やって出来ないわけじゃないみたいなんですが、やっぱりイロイロと制限というか、都合の悪い事が起こるみたいです。
というわけで、「15人以下の組織で既存の Active Directory には参加させない」 という条件をクリアできれば良いのですが、そうでない場合は、Standard Edition を選択するのが無難かなと。
参照リンク
・マイクロソフトの新製品「Windows Server 2008 Foundation」に関する10の疑問 - Windowsコラム:ITpro
・ITmedia エンタープライズ:Windows Server 2008は「最後の32ビットサーバOS」
・Server 2008 R2 Foundation について | OKWave