東京に “老舗” が多いのは当たり前じゃないかと思ったりして
ITmediaによりますと、東京は明治45(1912)年までに創業した、いわゆる “老舗” の数が全都道府県で一番多かったんだそうです。
ちなみに、調査したのは帝国データバンクで、「老舗企業には関東大震災や太平洋戦争の空襲を乗り越えた経験がある。東日本大震災という未曾有の災害に企業が直面するなか、老舗が歩んできた歴史に注目したい」 とコメントしてるそうなんですが・・・。
・都内の「老舗」は2328社、全国最多 帝国データバンク調べ - ITmedia エグゼクティブ
でもねぇ、個人的には東京に “老舗” が多いのは当たり前じゃないかと思うんです。だって、何もしなくても人がどんどん集まってくるんですから。
人が多ければそれだけ客数も見込めるわけで、そこだけでも地方都市の “老舗” よりも有利だったんじゃないかなぁ。
つか、各企業の創業地が何処だったのかが非常に気になるんですけど。思うに、よそで創業して東京に移ってきたって “老舗” も、それなりの数あるんかないかなと。もしかしたら、東京に “老舗” が多いのは集まってきただけとかね。
だから “生き残る経営判断のパターンを探れ” みたいな意味において、「老舗が歩んできた歴史に注目したい」 というのは非常に結構な事だと思うわけですが、それと東京都内に “老舗” が多い事とは関係ないような・・・。
ちなみに上位5つの都道府県は
1位 東京都(2328社)
2位 大阪府(1272社)
3位 愛知県(1271社)
4位 新潟県(1120社)
5位 京都府(1090社)
だったそうです。 “老舗” と言えば “京都” ってイメージがあるんですが、そうでもなかったんですねぇ。
それよりも、各都道府県に所属する全企業数に対する企業年齢の分布を調べた方が、地域ごとに 「起業しやすい」 とか、「企業は難しいが、軌道に乗れば生き残りやすい」 とかって特徴が出てきて面白いと思うんだけどなぁ。
まぁ、そういうデータも探せばあるんだろうけど、とりあえず今日はここまで。