タイミングを見極めろ 『一流になる人は、「待つ」ことを知っている』
野球でバッティングが上手い人というのは、ボールが手元に来るまで待てると言いますし、サッカーでも上手い人はいい位置でボールが回ってくるのを待ってたりします。
僕がゲーセンで遊んでいる 「ボーダーブレイク」 というゲームでも、上手い人ってのは、やっぱり待つのが上手いんですよ。(YouTube でプレイ動画を見てみる)
とはいえ、「待つ」 というのは非常に難しいんですよね。特になかなか結果が出せない時ほど焦ってしまい、がむしゃらに突っ走った挙句に盛大に自爆したりして・・・orz
本書は理屈からではなく、著者が経験から学んだ 「こういう時には待つべし」 という内容となっています。そういう意味では成功本の類になるのでしょうかねぇ?
ですから中には 「運が良かったね」 という内容もあるわけですが、待ってなければその運にも恵まれなかったわけで、はたしてこれを “運” で片づけてしまって良いものか、難しいところです。
そんな “待てれば良いことがあるよ” が、仕事やお金、人間関係といった切り口でまとめられています。
まえがき | |
第1章 | なぜか運のいい人は、「待つ」ことを知っている 急がない、焦らない、慌てない…が、一流人の智恵 |
第2章 | 仕事の運気を上げる「よい待ち方」 一流人は、時が解決するという妙味を知っている |
第3章 | 金の運気を上げる「よい待ち方」 一流人は、種を蒔くこと自体を楽しんでいる |
第4章 | 恋愛や人間関係の運気を上げる「よい待ち方」 一流人は、絶え間ない努力をしつづけている |
第5章 | 運気が下がってきたときに、何をしたらいいか 一流人は、自分のことより人のことに時間を割く |
ちなみに著者によると、待つことで不利益を被ることが確定している場合以外は、とりあえず待ってみるのが吉。という事のようです。
逆に言うと、「自分をギリギリノ状態に置かないように配慮すべし」 という事なんですよね。つまり、余裕を持てと。
とはいえ、余裕を持つには経験に裏打ちされた自信が必要だと思うんですよ。実際、本書も著者の経験から生まれたわけですし。
とりあえずは、何をいつまで待つかを決めつつ、動くのに最良のタイミングを探って試行錯誤してみるしかないかなぁ。