“何を伝えるか”で使い分けろ 「『売れるキャッチコピー』と『買わせるキャッチコピー』」
「人の気を引くのがキャッチコピーの役目」とはいえ、どういう時(状況、目的)にどんなパターンを使えばより効果的なのか?って、結構難しいんですよね。
本書は「キャッチコピーのパターン」の紹介はもちろんのこと、「こういう時には、このパターンが効果的」というような紹介のされ方がしてあって、なかなか参考になりました。
逆に「こういう時には、このパターンだと逆効果」みたいな例もあるのは、ありがたいです。例えば「教育や安全が関係するジャンルでは、『ふざけた』コピーは逆効果」といった感じです。
また、いくら「人の気を引くのが役目」とはいえ、あんまりキャッチーなモノばかりというのも如何なものか?とも思ってたんですが、「なんだ、またこのパターンかよ」と思われたとしても「気にさせた時点で勝ち」というのは、確かにその通りかなと。
第1章 | 「メリット」「デメリット」で気を引くキャッチコピー |
第2章 | 「好奇心」で誘い込むキャッチコピー |
第3章 | 「感情」に強く訴えかけるキャッチコピー |
第4章 | 「想像」でその気にさせるキャッチコピー |
第5章 | 「大衆心理」を突くキャッチコピー |
第6章 | 「親近感」でピンとこさせるキャッチコピー |
第7章 | 「数字」をフル活用するキャッチコピー |
第8章 | 「安心感」で納得させるキャッチコピー |
第9章 | 「意表」をついてうならせるキャッチコピー |
第10章 | 「変化」「対比」で心を揺さぶるキャッチコピー |
第11章 | 「力強さ」で圧倒するキャッチコピー |
第12章 | あの手この手で「目立たせる」キャッチコピー |
とはいえ、まず最初に「何を伝えるか」をきっちり絞り込んでおかないと、結局「あれも、これも!」となってグダグダになるんだろうなぁ。
てことは、キャッチコピーの作り方(テクニック)をいくら身につけたところで、「何を伝えるか」を絞り込むことができなければ、あまり効果は期待できないということか。