インタビュー 「ハイブリッドワーカー」
副題に「会社勤めしながらクリエイティブワークする」とある通り、実際に会社に勤めながらクリエイティブな「副業」をされている方々6人へのインタビューをまとめた1冊。
登場するのは田中圭一氏(漫画家)、津村記久子氏(小説家)、RYO氏(ミュージシャン:ケツメイシ)など多彩な顔ぶれです。ちなみに著者のヨシナガ氏もハイブリッドワーカーだそうで、経験者ならではの壺を押さえ質問は流石です。
内容も「会社員も副業がんばれ~!」じゃなくて、「普段どんな感じで ”二足のわらじ” を履いてるんですか?」という、割とライトな感じになっていて、ファンの人が興味本位で読んでも「あぁ、そんな風にしてたのか」って楽しめるんじゃないかなぁ?
しかしながら、その実態はなかなかシビアなんですよね。当たり前だけど。
みなさん毎日8時間以上会社で仕事した上に、毎日3~4時間はクリエイティブな活動をしてらっしゃいます。もちろん土日はクリエイティブな活動優先です。
でも不思議なことに、御本人達はあまり大変に感じてないみたいなんですよね。端から見たら「よくやるよ~!」と思うんですけど。やっぱり、好きだから苦にならないというか、やってられるというか、ドンドンのめり込んじゃうというか、そんな印象を受けました。
もちろん努力とか才能とか実力とか運なんかも必要なんですけど、一番大事なのは「やりたい!」って気持ちと実行する事なんだなと。また、「やりたいこと」が無くても「できること」が武器になった方もいらっしゃいます。
さて我が身を振り返ると、他人様から「よくやるねぇ!」と言われるけど、本人は全く大変だとか思ってない「何か」ってあるのかなぁ?ちょっと探してみるか。