フィリップスのカナル型ヘッドホン「SHE9700」のクリア感はなかなかのものです
先日、電気屋さんのヘッドホンコーナーに行ったところ、フィリップスの「SHE9700」に「隠れた逸品」ってPOPが付いてたんですよ。ちょうど試聴ができたので聴いてみたんですが、なかなかいい音がするじゃないですか。
その日はそのまま買わずに帰ったんですが、日が経つごとにどうにも気になって・・・。というわけで、Amazonでポチッと買っちゃいました。
だって、定価は3980円がアウトレット(「一部難あり」ってやつですな)で1850円になってたんですよ。そりゃ、買っちゃいますって(苦笑)。
そして届いた商品はというと・・・。え~っと、どこに「難」があるのか僕には解らなかったんですけど・・・。というような、ちゃんとした物でした。
ちなみにAmazonのページではアウトレット品の型番が「SHE9700-A」となっていたんですが、届いた商品に印刷された型番に「-A」は無く、「SHE9700」とだけ記載されていました。あの「-A」って単に「アウトレット」って意味だったんですかねぇ?紛らわしいなぁ。
さて、実際に使ってみての感想ですが、まず音がすっごくクリアなんですよ。一つ一つの音の輪郭がクッキリ聞き取れます。それでいて音そのものは、かなりマイルドな優しい印象がします。
音作りとしては、ちょっと高音が強い印象で、ハードロックだとギターとハイハットが一歩前に出ているように感じました。そのせいか、男性ヴォーカルだと声が沈んだような感じになるのがやや残念です。女性ヴォーカルだとあんまり気にならないんですけどねぇ。
これがハードコアテクノになると、より高音域が強調される感じになります。また、元々のクリア感と相まって「へ~、こんなところでこんな音が重ねてあったのか」という新たな発見があったりしてちょっとビックリ。しかもマイルドな音作りのおかげで、キンキンした音にはなってないんですよ。
で、他にもあれこれ聴いてみたんですが、どうやら生音との相性がかな~り良いようです。クラシックは試してないけど、アコースティックギターでの弾き語りとかジャズなんかは、なかなか気持ちよく聴けました。なんつうか、左右の音のバランスが良いんですかねぇ?すごく自然に聞こえるんですよ。
また、生音って高い音といってもエレキギターとかシンセの音に比べたら、そんなに高くはないんですよね。だから逆に高音が前に出てくる印象が無くてバランス良くきこえるんでしょうね。
あと、これは長所なのか短所なのか判断が微妙なところなんですが、遮音性はあんまり良くないです。なにせ音楽を聴きながら普通に目の前の人と会話ができるレベルですから。外で歩きながら聴く分にはいいかもしれませんが、電車の中で使うのはちょっとキツイかも。
とはいえ、この価格でこの音は「なかなかのもの」ですよ。
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