SCEが再編成されるようです
ソニーは2月24日、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)のネットワーク部門を4月1日付けで吸収合併すると発表したそうです。
今後ネットワーク事業の重要性はますます高まっていくでしょうから、ソニーとSCEで別々にやってるよりソニーに集中させた方が何かと都合がいいということでしょう。
2007年12月の段階で「PlayStationポイント」が“PLAYSTATION Network”のウォレットへのチャージもしくはソニーポイントへ移行したことを思えば、もともとそういう計画だったのかもしれません。
とまぁ、これだけだと「ふ~ん。SECのネットワーク部門の管轄がSCEからソニーに移るのね」な感じなんですが、どうもそう簡単な話ではないようです。
というのも、SCEは2009年3月時点で104億7200万円の債務超過に陥ってたんだそうです。そして2010年になっても回復の見込みが無い。ということみたいなんですね。
で、将来が有望なネットワーク事業は現在の負債とともにソニー本体が引き受けて、ゲーム(ハード含む)の開発と販売は新会社の「ソニー・コンピュータエンタテインメント」が引き継ぐ。というシナリオみたいです。
それにしても、初代PSからPS2と日本(世界?)のゲーム業界を牽引してきたSCEが債務超過に陥っていたとは・・・。知らなかったっす。
やっぱあれかなぁ?PS3本体はそれなりに売れても、ソフトが追いつかなかったって事かなぁ?「メタルギア ソリッド4」や「ファイナルファンタジーXIII」は話題になったけど、個人的には元気なハードってイメージは薄かったような・・・。
つか、今元気なハードってDSだけ?そう言えば我が家でも据置きのゲーム機って、ほとんど稼働してないもんなぁ。DSとPSPは元気に稼働中ですけど。
もっとも、ソフトの開発にかかる費用の平均がPS3でおよそ3億8860万円、Wiiで1億3410万円、PSPで5650万円、DSで4940万円(全て2008年時点)って話を聞くと、DSとPSPのソフトばかりが増えるもの納得ですけど。
ある意味「据置きゲーム機、オワタ」って状況かも。
それはともかく、今回のSCEの再編成でソニーのゲーム機事業にどれほどの影響が出るんでしょうねぇ?ちょっと気になります。
参照リンク
・ソニー、SCEのネットワーク部門を吸収合併:ニュース - CNET Japan
・ソニー、SCEのネットワーク事業を吸収合併 新SCEが誕生 - ITmedia News
・SCE解散へ これから何が起こるのか考える - 東京のはじっこで愛を叫ぶ
・ソニーはデータ移行もできないのか - 知らないことがあってもへっちゃらさ
・日々是遊戯:歴代もっとも開発費が高かったゲームTOP10、果たして1位は……? - ITmedia Gamez