
キッズエンジニア2009というイベントで、マツダが子供達に「水素ロータリーエンジンの講義」をしてくれるってんで、息子について吹上ホールまで行ってきました(要:事前申し込み)。
講義の内容は自動車の歴史、ロータリーエンジンについて、自動車と環境問題等についての座学、模型のロータリーエンジン(2ローター)を使ってのエンジンの分解組み立ての実習、水素ロータリー車(実車)の見学でした。
教室には水素ロータリーエンジンのカッティングディスプレイ(ていうの?)や、6速のマニュアルトランスミッション(たぶんマイナー後のRX-8用)の実物、デフレンシャルギヤが無造作に展示してあって、もう、おじさんワクワクです。息子はあんまりワクワクしてなかったけど。
つか、マニュアルトランスミッションのシフトノブなんて、見たこと無い子の方が多いんじゃないだろうか?ソコにあえて持ってくるとは、なんともマツダらしいじゃないですか。

また、エンジンの分解組み立ての実習で使われてた模型が良くできてて、ちゃんと吸気ポートと排気ポートがインターミディエイトハウジングに開けられている RENESIS 仕様になってるんですよ。細かいなぁ(嬉)。
で、肝心の実車なんですが、なんと水素でもガソリンでも走るというデュアルフューエルシステム搭載なんだそうで、燃料はコックピットのスイッチで選択します。エンジンそのものは現行の RENESIS に直噴用の水素インジェクションを追加しただけみたいでした。どっちかっていうと、制御系の方が大変だったんじゃないかなぁ。だから給油口が車の両側にあるんですよ。ちょっと笑っちゃったけど。
そしてお待ちかね。エンジンの始動です。まぁ、ガソリンで回ってる分にはウチにある RX-8 となんら変わることなく、普通です。ところが水素で回すと、ガソリンの時に比べて音が軽いんですよ。なんというか、「音からネバリっぽさが無くなった感じ」とでも言いましょうか。動いてる機械は同じなのに、燃えるモノが変わるとここまで変わるのか。と、ビックリでした。
ついでに「水素で回すと(回転数は)どのくらいまで回るんですか?」と聞いてみたところ、「そうとう回りますよ!」と嬉しそうに答えてくださいました。あの様子だと下手したら9000回転以上回るのかも(ワクワク)。
そして最後に、保護者を対象にアンケートが配られたんですが、なぜか僕はもらえませんでした。マツダ車のキーぶら下げてたのが悪かったのか、息子が僕のことを「すげぇ、車好き」と言ったのが悪かったのか、やっぱり僕の素行に問題があったのか、「こいつからアンケートとっても意味無いし」と思われたんでしょうねぇ。えぇ、その通りですとも(笑)。
さて、肝心の息子君ですが、なにせ親が普段から車の話にうるさいので、どこまで興味を持ったのやら、楽しかったのやら・・・。まぁ、おみやげのおむすび(ローター)の模型が付いたキーホルダーがえらく嬉かったみたいだから、まぁ、いいか。