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20 posts from May 2009

05/31/2009

息子が将棋をはじめました

任天堂 将棋駒 優良押
任天堂 将棋 折盤 新桂5号

 息子が学校で将棋を教えてもらったそうで、「家でもやりたい!」と言うので将棋盤と駒を買ってきました。

 値段だけならプラスチック製のものが安いんですが、「やっぱり雰囲気が大事だよね~」ということで、木製のものでそろえました。

 それにしても、将棋を指すなんて小学校以来ですよ。自分で指してて言うのも何ですが、ブランクを全く感じさせない見事なヘボさ・・・orz

 対する息子はまだ駒の動きすら満足に把握してないというのに、結構いい勝負だったりします(オィオィ)。

 で、改めて思ったんですけど、全体の流れを見るのって難しいですね。どうしても局地戦に目がいってしまうんですよ。「そりゃ弱かったわけだ」と妙に納得したりして。

 しかし、「全体を俯瞰しながら流れを把握し、要所要所はきちんと押える」と言う意味では、「人生の様々な局面を想定するにいい訓練かも」と思ったりして。しばらく息子に遊んでもらおうかな。

参照リンク
 ・将棋のルール解説
 ・将棋のルール - 将棋の駒とゲーム解説 -

05/27/2009

話は短い方がいい 「1分で大切なことを伝える技術」

1分で大切なことを伝える技術 (PHP新書)

 自分から話を聞きに行く場合を除いて、聞かされる話ってのは短い方がいいですよね。校長先生のお話とか、社長のはなしとか・・・。

 逆に、自分から「相手が聞かされる話」をする場合ってそれなりにあるんですよね。特に会社内における「連絡・報告・相談」なんてのはそうだと思うんですよ。

 でも、この「話をする」ってのが僕は苦手でして、「お前の話は分りづらい」とか「回りくどい」とか「前振りが長い」とかって、よく言われたものです(今でも?)。本人的には相手に伝わるように(それなりに)考えてたつもりなんですけどねぇ(苦笑)。

 つうわけで「1分で伝える技術」なわけです。なぜ1分かというと「1分ならたいていの人は我慢して聞いてくれる」からというわけです。

 しかし、1分で話そうとすると、話す側もそれなりに準備が必要だし、「え~っと」とか「あ~」とか言ってる余裕もありません。結果として話の内容が濃くなって、より伝わりやすくなるという塩梅です。

 で、1分で話すための準備は以下の通り。

  1. 伝えたいことを書き出す。
  2. 伝えたいことに優先順位をつける。

と、たったこれだけ。あとは話を組み立てるだけです。この作業で大事なのはちゃんと紙に書くことだそうで、頭の中だけで処理しようとすると、たいてい失敗するんだとか。

 己を振り返ってみると、確かに「こういう準備って、やってなかったなぁ」と反省する次第です。また、伝えるべき事と伝えたい事が、ごっちゃになってたような気がします(反省)。

 その他、本書ではケース別のテクニックも紹介されていて、その中で特に「使えるな!」と思ったのが「謝る」と「叱る」です。こういう「あまり気の進まないこと」は短くスパッと終わらせたいですよね。

 

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05/26/2009

夢と希望、ありますか? 「夢喰いメリー (1)」

夢喰いメリー (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

 白昼夢とは、現実世界に現れた幻界(夢の世界)。これは現実世界に紛れ込んだ幻界の少女と、他人の夢が視える少年の物語である。

 こう書いちゃうと「う~ん、どこかで聞いたような・・・」お話っぽいでしょ。実際、読んでみると「おぉ!」っていうような新鮮味は無いんですけどね。ところが、いいんですわ。これが。

 著者の方はこれが初単行本なんだそうですけど、コマの流れとか、見切りとか、もちろんストーリーとか、なかなかしっかりしていて読んでて安心感があります。

 あと、クサイ台詞回しがいい!例えば、

   ヒーロー : おとなしく引き返しなさい!
   怪人 : 生憎と一方通行なんだ。

みたいなの。個人的には「BLACK LAGOON」以来かな?いや~、好きなんですよ。こういうの。

 お話の方はホントにまだ始まったばかりで、幻界から迷い込んできた少女を元の世界に戻すため、少年は奮闘するわけなんですが、過去に因縁もありそうだし、この先が非常に楽しみです。

 その他、特筆すべき点として、少年が下宿している先のおやっさんがとにかくいい。はっきり言って1番キャラが立ってるのはこのオヤジではないだろうか?なんてったって経営してる喫茶店の名前が「STO(すげぇぜ、タチバナの、おやっさんは)」ってんだから、いやはや。

実際、要所要所でオイシイところを持ってってるしなぁ。あなどれん。

 

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05/25/2009

朝日新聞が赤字決算だそうです

 スポニチ Sponichi Annex ニュースによりますと、朝日新聞の2009年3月期連結決算が139億円の赤字決算になったんだそうです。

 ちなみに赤字決算の直接の原因は、大幅な広告収入の落ち込みなんだとか。そう言えば去年ぐらいからTV業界と新聞業界は「広告費が~!」とか言ってましたもんねぇ。ある意味、象徴的な決算と言えるのではないでしょうか。

 ところで、広告費の総額を見てみると、2005年が5兆9625億円、2006年が5兆9954億円、2007年は7兆0191億円、2008年は6兆6926億円(電通の発表より)と、2007年までは微増、2008年は不況の影響とはいえ前年比95.3%を維持しています。

 じゃぁ、なんでTVと新聞がそんなにしんどいの?と思うわけですよ。もっとも、2007年の広告費の額で予算を組んでて、その5%を利益に回す計算をしてたとすると、「分母が95%に萎んだので、利益が無くなりました」ということかもしれないけど。

 でも、他の業界だって・・・。と思ったら、TVはともかく新聞の広告費ってそれ以上に減ってるのね(「電通『日本の広告費』 1985年~2008年時系列データによるグラフ」より)。で、その分インターネット広告費が増えてると。そりゃ、インターネットを目の敵にするわけだわな。なんか納得。

 とは言っても、この先新聞の発行部数が右肩下がりを続けるのは間違いないだろうから、広告費も右肩下がりだよね。きっと(広告媒体としての価値が下がってるんだから、当たり前と言えば、当たり前)。

 そうなるとコレまでの広告料と購読料に頼った経営は通用しなくなるわけで、次の一手は一体どんな手で来るのか、ちょっと楽しみだったりして。

参照リンク
 ・電通『日本の広告費』 1985年~2008年時系列データによるグラフ For SurveyML  2009
 ・電通『日本の広告費 2008年』(pdf)
 ・電通『日本の広告費 2007年』(pdf)
 ・電通『日本の広告費 2006年』(pdf)
 ・電通『日本の広告費 2005年』(pdf)

05/24/2009

これぞ真骨頂! 「たがみよしひさ作品集 Ⅰ~Ⅲ」

たがみよしひさ作品集I SF・ホラー 編
たがみよしひさ作品集II ミステリー 編
たがみよしひさ作品集III アクション・ドラマ 編

 たがみよしひさ。といえば年代によって「軽井沢シンドローム」だったり「GREY」or「滅日」だったり「NERVOUS BREAKDOWN」だったりするわけですが、個人的に彼の真骨頂は短編だと思うんですよ。

 で、これまでの短編集に収録されてたり、されてなかったりした作品をブゥワ~!と集めて3冊にまとめたのが、この「たがみよしひさ作品集」であります。収録作品は以下の通り。

1巻収録作品
 ・ DARD
 ・ HERO
 ・ 妄想超人マイナマン
 ・ Dがおちた日
 ・ FIGHTINGエリア
 ・ 収穫の季節
 ・ 終齢幼虫
 ・ 牙"FANG"
 ・ それさえもおそらくは平穏な日々
 ・ それさえもおそらくは平穏な日々 Ⅱ
 ・ それさえもおそらくは平穏な日々 Ⅲ
 ・ 田舎の仮面
 ・ DISIR
 ・ 冥い日曜日
 ・ 満月の夜、人狼に・・・
 ・ この沼でむかし死んだ・・・
 ・ 夢見る少女
 ・
 
2巻収録作品
 ・ なくしたピース
 ・ K.I.E
 ・ DESIRE
 ・ 雨 RAIN
 ・ 雪の降る日は気をつけて
 ・ 疾風迅雷
 ・ 38P
 ・ すんませんけど捕物帖
 ・ サマーバケーション
 ・ 殺さずにいられない
 ・ 蒼天幻想
 ・ 誰かが見ている
 ・ 女房殺人事件
 ・ 滑落の氷河
 ・ 幽霊荘奇譚
 ・ シリーズ穏の領域 紅葉狩
 ・ 雪の風景
 
3巻収録作品
 ・ フェダーイン
 ・ アフリカの太陽
 ・ YUMIKO
 ・ 軽井沢EXPRESSION
 ・ まかいのもりのあかいぬま
 ・ 怒りのルドラ
 ・ オレンジ色の夜明けまで
 ・ 遠い悲しみ
 ・ EYE
 ・ 壊れているか・・・

 まぁ、そのタイトルだけで1冊になってた作品もありますが・・・、気にしないことにしましょう。

 個人的な一押しは2巻に収録されている「DESIRE」ですね。ストーリーはというと、「冷やし中華が食べられないことを逆恨みした主人公が殺人を犯してしまう」という、それだけなんですが、これが実にいい。

 こういった人間の中にある狂気というか、都合のいい思い込みというか発想(妄想?)とか、そういう心の内面の表現(描写)が非常に上手いんですよ。「あぁ、もしかしたら、オレもこうなるかも」みたいな・・・。まさに真骨頂でしょう。

あれ?ところで「依頼人から一言」と「精霊紀行」と「FRONTIER LINE」は?

 

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「たがみよしひさ作品集 Ⅱ ミステリー編」の詳細をAmazonで確認。
「たがみよしひさ作品集 Ⅲ アクション・ドラマ編」の詳細をAmazonで確認。

05/23/2009

それは多機能ではなく、高性能なのでは?

 5月23日付けの朝日新聞朝刊に「夏PCは多機能に回帰」という記事が掲載されていました。

 昨年は機能を絞り込んで価格を抑えた、いわゆるネットブックが大ヒットしたわけですが、今年は(新聞の表現に従うと)多機能な機種が注目されているという話なんですね。

 その変化の理由ってのが、ネットブックでは「キーボードが押しにくい」とか、「表計算や年賀状作りなどの点で、機能に限界を感じた人が多い」からなんだそうです。

 ってねぇ、キーボードが打ちにくいのって、見りゃ分るでしょ。と思うんですけどねぇ。それに表計算や年賀状って、そもそもディスプレイのサイズからしてそういった用途には向いてないって分りそうなものだと思うんですけど・・・。もちろんスペックも低いし・・・。

 僕なんか「何を今更?」と思うんですけど、一般の人ってスペックとか気にしないんですかねぇ?と、ここまで思って「はた!」と気付いたんですが、一般の人ってそういうスペックを見ても性能がイメージできないんじゃないかな?判断するにしても、せいぜい「数字が大きい方がいい」くらいかなぁ?

 これと同じような例にクルマがありまして、好きな人ならエンジンの形式や排気量、トルクカーブや最高出力、車重やタイヤのサイズとか銘柄からある程度は走りをイメージできるものなんですが、普通の人ってそういうとこ、あんまり見ないんじゃないかな?良く分かんないけど。

 もっとも、今時のクルマなら(新車で買えば)普段使いに困ることって、まず無いですけどね。でもネットブックをフルスペックのPCのように(普通に)使おうと思うと、無理があるわなぁ。

 つまり好きな人はそれなりに商品を判断できるけど、そうでない人には判断のしようがない。かといって、全ての製品が一般的に必要とされる(と思われる)スペックを満たしているわけでもない。そういう意味ではPCってまだまだなんだなぁ。と思った次第です。

 ところで、「多機能」な件なんですが、記事によると「ブルーレイ・ディスクが見れて、テレビ(地デジ・ワンセグ)が見れて、録画・再生とかできて・・・」だから多機能なんだそうです。

 でもそれって、パーツ足したらウチのPC(7年モノ)でもできるよ。と、思っちゃいけないのね。たぶん。

 あぁ、そうか!最初からナビとかDVDとかETCとかイロイロ付いてるクルマを「多機能」と言うようなもんか!なるほど、なるほど。

こうして好き者とそうでない人との感覚の差は広がってゆくのね。

05/20/2009

こんなミステリーがあったとは 「May探偵プリコロ」

May探偵プリコロ (Feelコミックス ロマ×プリコレクション)

 おおよそミステリーなんてものは、「事件発生->探偵役が真相(トリック)をあばき->真犯人が捕まる」 という流れで展開するんですが、この「May探偵プリコロ」は一味違います。

 そもそも探偵役がミステリーマニアの王子さま(以下、殿下)で、大臣達の弱みをつついて探偵事務所を開くところからして、アレなことはアレなんですが・・・。まぁ、魔夜峰央だし(笑)。

 で、その殿下の推理ってのがもう当てずっぽうというか、見当違いなんだけど、ナゼか真犯人を言い当てるんですよ。しかも証拠の品が殿下の推理通り出てくるという(大笑)。

 もちろん、真相は全然違ってるんですけどね。それでも真犯人がちゃんと逮捕されるんですよ。

 魔夜氏はあとがきで「他人がかいたのを見たことがないので一度やってみたかった」と書いておられますが、そりゃねぇ。相当頭が良くないと書けませんよ。こんなの。

 それでも本作はミステリーというよりもコメディ寄りなので、多分にご都合な部分があったり、犯人がお人好し過ぎたりもするわけですけど、この手の話を本気でやると、とても難しいと思うんですよ。

 例えば「名探偵コナン」において、毛利小五郎が出鱈目な推理の挙句に「犯人はあなただ!」といきなり真犯人を指さしちゃうわけですよ。しかも小五郎の言うとおりの証拠まで出てきちゃう。真犯人は小五郎の推理を覆そうとするんだけど、そのためには真相を話さなくてはいけなくなるというジレンマに陥るような話にするわけです。

 だから真相が語られようと、語られまいと真犯人が逮捕されてめでたしめでたし。

 一方のコナンくんは真相を話したくて仕方がないんだけど、何も話させてもらえずに一件落着ですよ(笑)。で、阿笠博士に「おっちゃんは何も分ってないんだ!なのに、なんで・・・・」と愚痴ると(笑)。まぁ、個人的には灰原さんが活躍してくれればそれでいいんですけどね。

それはともかく、マジで目から鱗でした。

 

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自転車を買ったのだ

 中学に入学した時以来、実にン十ン年ぶりに自分用の自転車を買いました。これまでは娘の自転車を借りてたんですが、ヤツが自転車通学になったもんで借りる自転車が無くなっちゃったんですよ。

 しかし理由はどうあれ、自分専用のマシンとなると、徹底的にこだわりたい。妥協したくない。というわけで、僕の欲望を体現したのがこのマシンです。

 選定のポイントは以下の通り。

  1. 小径タイヤ車であること。
  2. 折りたたみ式でないこと。
  3. チェーンにカバーが付いてること。
  4. 変速が内装式であること。
  5. 前輪の軸内で発電するタイプのオートライトであること。
  6. カゴが付いていること。

 実は小径タイヤ車には前々から憧れてたんですよ。だって、なんかカワイイじゃないですか。でも折りたたみはイヤ。絶対たたまないもん。それに「走ってる時に万が一折りたたまれちゃったら・・・」と思うとちょっとねぇ。いや、大丈夫だと思うけど、何となく。

 変速が内装式なのは町乗りだとその程度(3速)で十分という判断と、外装式はちょっと油断するとすぐ錆びて悲しくなるからなんですね。正直、そこまで自転車の面倒を見る気ないし。

 オートライトにしたのは単に便利だからだけど、いわゆるタイヤで発電機(ダイナモ)を回すタイプは、前輪が重くなったり音がしたりして嫌いなんですよ。タイヤにも良くなさそうだし。

 その点、前輪の軸に発電機を内蔵したタイプだと上記の問題は全てクリア。う~ん、いい感じ。

 カゴは・・・。買い物した時に無いと困るでしょ。チェーンカバーが無いとズボンがチェーンに触れて汚れたり、下手したら巻き込んだりする恐れがありますからねぇ。というわけです。

 ところが、そんな条件に合う自転車って、なかなか無いんですよ。いや、ほんとに。実際、あちこちに止めてある自転車をかなりの台数見たんですが(怪しいヤツ?)なかなかそういうモデルって見ないんですよ。

 そんな中、ようやく見つけたのが無印良品の20インチのタイプです。カタログではカゴが無いけど後付できたし。ほぼ思い通りです。

 気になるお値段は、車体+カゴ+カギ+防犯登録 で30,000円弱でした。まぁ、こんなもんでしょう。

 唯一残念だったのは、色が選べないんですよね。アイボリー1色なんですよ。ホントは赤が良かったんだけどなぁ~。塗るか(笑)。

05/19/2009

ファンにもありがたい?同一作家の単行本の同時発売

 去年ぐらいから同一作家のマンガが同時に発売になるのを見るようになりました。しかも出版社はバラバラだったりするんですよね。この前は竹本泉だったかなぁ。

 で、今回は魔夜峰央で4冊同時であります。ラインナップは以下の通り。

  • 「パタリロ (82)」 白泉社
  • 「妖怪始末人トラウマと貧乏神」 集英社
  • 「本日も異常なし」 秋田書店
  • 「May探偵プリコロ」 祥伝社

 しかもおそろいの「魔夜峰央祭り 4冊同時発売!!」のオビ付きですよ。逆にファンとしては「ふむふむ、4冊買えばOKね」という判断もできるわけで、買い逃しの心配は少なくて済むかも。

 なかでも今回一番美味しかったのは、祥伝社じゃないかな。だって彼が祥伝社で描いてたの、どれだけのファンが知ってたよ?みたいな(常識だったらゴメンナサイ)。

 フェアにできたことで、初刷りの部数もそれなりに増やせただろうしね。

 ん?そうなると一番美味しいのはやっぱり漫画家?

 まぁそれはともかく、今回はオビの折り返しがマンガの1コマになってて、4冊買うと4コマまんが読めちゃうオマケ(?)付き。ある意味キタナイぞ!魔夜峰央!!なわけです(もちろん4冊買いましたけど)。

 そのうち「〇〇先生、ン冊同時発売!! ン冊揃えるとオビ裏の応募券で特製ホニャララを応募者全員にプレゼント!!」みたいなことになったりして(苦笑)。

05/17/2009

あえて言おう 「ウェブはバカと暇人のもの」

ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)

 なかなかセンセーショナルなタイトル(釣りとも言う?)ではありますが、日本におけるWebの現在の姿を、かなり上手くまとめてると思います。

 その中でも特にピックアップされているのがクレーマーというか、炎上を引き起こす類のユーザーで、

 ネットには「怒りたい人」「吊し上げの対象を血眼で探す人」が多い

P.40 より引用

というのには妙に納得。また、そういったユーザー像として

 揚げ足取りが大好きで、怒りっぽく、自分と関係ないくせに妙に品行方正で、クレーマー気質、思考停止の脊髄反射ばかりで、異論を認めたがらない・・・・・・と、

P.59 より引用

 と分析しています。なるほどね。しかも自分が逆襲される心配はほとんど無いから、もうやりたい放題。もし面と向かってたら言えないことでも平気で書いちゃうというわけです。

 じゃぁ、ネガティブなコメントが来たらどうするかっていうと・・・。「スルーしましょう」ってわけですよ。あぁ、身も蓋もない。

 まぁ、法律上とか倫理上とかで問題がある場合でなければ、「みんながみんな自分と同じように思うわけでなし、そう感じる人もいるんだ。なるほどね。」でOKというわけです。

 なお、そういったユーザーに律儀にコメントを返しても、揚げ足取りやツッコミの材料を提供するに止まる場合が多いので、貝になるのも手かも知れません。なにせ相手には議論する気なんてこれっぽっちの無いんですから。

てのが第一章の大体の内容で、以下

   第二章 現場で学んだ「ネットユーザーとのつきあい方」
   第三章 ネットで流行るのは結局「テレビネタ」
   第四章 企業はネットに期待しすぎるな
   第五章 ネットはあなたの人生をなにも変えない

と続きます。その中で語られる「ネットで叩かれやすい10項目」とか、「ネットでうまくいくための5項目」、「ネットでウケる9つのネタ」ってのは、ニュースサイトの編集長ならではの内容で、なかなか参考になりました。

 とは言ってもやっぱり身も蓋もなくて、「あぁ、やっぱり」な内容なんですが、あえて正面から言い切っちゃったのはエライなぁ。

 

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プロフィール


  • 書いてる人:夢界 陸

    名古屋在住のおっさん。
    プログラミングやガジェットの話など、 日々の興味を徒然と綴っています。



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    www.mukairiku.net

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