「DNA S.drive」 1Weekインプレッション
ロードスターのタイヤをヨコハマタイヤの「DNA S.drive」に換えて、約1週間が経ちました。ちょうど皮も1枚剥けたようなので、簡単にタイヤの印象なんか、まとめてみようと思います。
とは言っても、比較対象は前に履いてたダンロップの「DIREZZA DZ101」と、RX-8の履いてるブリジストンの「POTENZA RE040」ですので、そういう前提でお願いします。
まず驚いたのが、転がり抵抗の小ささですね。明らかに軽くクルマが動くんですよ。この辺はメーカーもアピールしているところですが、ホントに燃費が良くなりそうな気がします。
ついでに転がり抵抗が小さくなった分、ロードノイズも抑えられているようでかなり静かです。とは言ってもメーカーの分類としては「Sports」ですし、それなりのトレッドパターンなタイヤですから、ホントに「CONFORT」なタイヤに比べればうるさいと思いますけど。
そして転がり抵抗が小さいとなると、グリップの方が心配になるんですが、直進状態でのブレーキングではいい感じでグリップしてくれています。ただ、ステアリング操作に対する初期応答がちょっとダルなんですよ。なんつうか、タイヤがねじれてからグリップするような感じとでも言いますか。
例えば、ステアを切って、心持ち「ン?」って待ってから「ぽ~ん」とフロントが振れるんですね。ところが、この「ぽ~ん」な感じのところは結構シャープだったりするんですよ。この辺は転がり抵抗とグリップの兼ね合いから生まれたタイヤの個性ですかねぇ。
あ、誤解の無いように書いておきますが、これはあくまでスポーツ走行と言うか、ちょっとラフに扱った時の話ですので。町乗りで気になるようなレベルではありませんので、念のため。
ところが、ブレーキングからの(ブレーキを残しての)ちょっとこじるようなステアリング操作だと、初期応答のダルさがほとんど気にならないんですよ。
てことは常に加重(とグリップの状態)を意識して運転すればOKってこと?つまりは僕が下手ってことですな・・・orz
全体としては「DNA」のブランド通りで、バリバリのスポーツタイヤというわけではありませんが、ライトでスモールでちょっとホットなクルマには、いいタイヤだと思います。てことはビッツやフィットのRSとかデミオのスポーツあたりですか?タイヤの特性からも案外FF向きかも。