大阪府の橋下徹知事は「大阪の教育を考える府民討論会」において、「口で言って聞かないと手を出さないとしょうがない」と体罰を容認する発言をしたそうであります。
まぁねぇ、気持ちは解らんでもないけど、知事としてその発言は大失敗だったね。
僕としては体罰は無いに越したことはないと思うんですよ。その方が子供達も先生方も平和だしね。でも実際問題として「言っても解らない子供」ってのはいるわけで、昔なら一発おでこでも小突いて言うことを聞かせたんでしょうが、それも出来ないとあってはそういう子はもう放っておくしかないんですよ。
でもってある日その子の親が「何でウチの子に授業を受けさせないんだ!」とか言って怒鳴り込んでくるわけですよ。「そりゃあんたの子が勝手に授業を受けてないんだって」とは先生も言えんわなぁ。
とまぁ、かように何かあるごとに教員は叩かれるわけですが、不思議なことに親の子供に対する躾の責任は誰も問わないんですよね。
買い物に行ったら「お店の中を走ってはいけません」とか「大声を出しちゃいけません」とか、外食に行ったら「むやみに席を立ってはいけません」とか(もちろん走る回るのも、大声を出すのもダメ)・・・。できてない子が多すぎると思うんですよ。
そういう当たり前のこともできてないのに学校でまともに先生の言うことを聞くわけ無いじゃないですか。でも、それって全部先生の責任なの?と思うわけです。
そもそもまともに挨拶やお礼すらもできなかったりするもんね。信じられん。
そう言えばカミさんが言ってたけど、最近モノを投げる子が増えてるようなんですよ。店頭で手に取った商品を棚に戻す時や人に物を渡す時とかに投げるんだそうです。一体どういう躾をされてるんだか?って思いますよ。
かと言って「あなたは子供の躾ができてないから親としての権利を剥奪します。子供は国が預かります」なんてできないしなぁ。
ほんのちょっと子供に我慢することを教えるだけだと思うんですけどねぇ。
参照リンク
・asahi.com:橋下知事「手を出さないとしょうがない」 体罰容認発言 - 政治