5月8日放送の、「世界の果てまで イッテQ」 でやってたんですが、液体のコットンをスプレーして布を作るという技術があるんだそうです。
番組を見た限りでは人の肌に直接スプレーしないとダメなようだったので、体温を利用して液状のコットンを個体化しているんでしょうかねぇ?
スプレーするとそこで糸になって、重ね塗り(?)をすることで生地(布)が出来上がるという仕組みです。もちろん、一般的な布と同程度の強度もあるし、ある程度は伸縮もするようです。
しかも出来上がった布は、専用の溶液を使って液状のコットンに戻すことで、再びスプレーして使えるようになるんだそうで、リサイクル性もバッチリって感じです。
ただ一般的な生地に比べると、ちょっと厚くなってしまうようで、見た感じでは 「伸縮する薄い石膏」 という印象でした。似ている生地としては、フランネルが近いのかなぁ?
まだ研究中とのことでしたが、織ったり縫ったりする必要がないうえ、形状も記憶するそうなので、これまでにない発想の服が作れると、既にファッション業界から注文が殺到してるんだそうです。
また、肌にピッタリとフィットした布を作れるという点から、医療関係者からの注目も高いんだとか。
で、真っ先に思いつくのは包帯の代わりですよね。関節部分なんて、普通に包帯を巻こうとするとかな~り難しいですし、サポーターで代用しようにもいいサイズの物が無かったりしますよね。
しかしこの技術を使えば、サイズは自由自在ですし、しかもピッタリフィットですよ。当然ですが、包帯を折ったり引っ張ったり締めたりする必要もないので、指なんかの細かいところで特に重宝しそうです。
以前にカミさんが足の小指の骨を折った時なんか、なかなか上手く固定できずに大変そうだったんですよね。その時にこういう技術があったら、もっと簡単に固定できて楽に治療出来たんじゃないかと思うわけですよ。
そんなわけで、スプレーする包帯の実用化を強く希望するところであります。
参考リンク
・体に直接スプレー、ぺろんと剥がして一瞬で服を作れる新素材登場 - GIGAZINE