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カテゴリー:"テクノロジ"

風力発電所を空に浮かべる・・・だと!?

ITmedia の記事で、「米Googleが、再生可能エネルギー開発企業のMakani Powerを買収した。」 というニュースが出ていました。

まぁ、買収うんぬんの話はとりあえずどうでもいいのですが、この Makani Power という企業が野郎としていた事がちょっと面白かったんですよ。

再生可能エネルギー開発ということで、ジャンルとしては風力発電なんですが発電機を空に浮かべようとしてるらしいんです。曰く、

ロープにつないだ風力タービン付き飛行艇を比較的安定した強い風力を得られる上空300メートル付近で回転飛行させて発電する。

Google、“空飛ぶ風力発電機”のMakani Powerを買収 - ITmedia ニュース より引用

なんだとか。しかも既に試験飛行に成功してるんだそうです。

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伝送速度が光速の99.7%というファイバーケーブルが開発されたそうです

WIRED.jp の記事によりますと、英サウサンプトン大学の研究チームが光速の99.7%の速さでデータを伝送するファイバーケーブルを開発したそうです。

ちなみに既存の光ファイバーの伝送速度は、光速の 70% 程のスピードしか出てないんだそうです。根拠もなく 「光で通信してるんだから、伝送速度はほぼ光速だろう」 と思ってたんですが、違ったんですねぇ。

光がガラスなどの媒質中を進む場合、どうしても速度が低下してしまうんだそうです。

じゃぁどうやって速度を出したの? ということなんですが、なんとファイバーケーブルを中空にしてしまったんだそうです。

「媒質を使うから遅くなるのなら、媒質を無くせばいいじゃない」 という事なんでしょうけど、これ、思いついた人スゴイわ!

つか、「ガラス繊維(グラスファイバー)からガラスを取り去ることによってこの問題を解決した」 って、一体どんな素材が残ったのか非常に気になるんですけど。

それにしても、開発中はおそらく失敗の連続だったと思うのですが、諦めなかったその根性も、これまたスゴイと思うんですよ。ちょっと感動しちゃいました。

参照リンク
 ・「中空ファイバーケーブル」が光速の99.7%を達成 « WIRED.jp

【関連エントリー】
 ・音声のノイズキャンセル技術で光ファイバの帯域を増やせるんだそうです

ミドリムシからプラスチックを作る技術が確立されたそうです

 ITmedia記事によりますと、産業技術総合研究所,NEC,宮崎大学がミドリムシを主原料とするバイオプラスチックを開発したと発表したそうです。

 何でも石油から作るプラスチックや、従来からあるバイオプラスチックと同程度の性質を持つ物なんだとか。

 ミドリムシを使う利点としては、太陽エネルギーの利用効率が高いことと、二酸化炭素の吸収があげられていました。

 詳しくは該当の記事を読んでいただくとして、これまで石油から作っていた物を別の(自前で調達できる)素材から作れるようになるのって、資源の乏しい日本にとっては非常に重要ですよね。いや~、いいじゃないですか。

 今回のミドリムシもそうですが、ちょっと前には “藻” から自動車用の燃料を作るって話もありましたし、日本の微生物の研究って、もしかしてちょっとスゴイのかも。

是非とも早期の実用化を期待したいところであります。

参照リンク
 ・産総研:ミドリムシを主原料とするバイオプラスチックを開発
 ・ミドリムシからバイオプラスチック製造 産総研やNECが開発 - ねとらぼ

関連エントリー
 ・石油をつくるという「藻」に期待大です
 ・藻から採った油を使って乗用車が走ったそうです

天然ガスを液体燃料化する技術が確立されたそうです

 レスポンス自動車ニュース記事より。天然ガスを液体燃料にして使う技術が確立されたというお話です。

 詳しい理屈については記事からはわかりませんでしたが、常温・常圧では気体であるガスを、ガソリンや灯油みたく常温・常圧下で液体燃料として使えるように加工する技術という事のようです。

 しかもこの技術(JAPAN-GTL技術)で作った燃料(GTL軽油 100%)を使っての、路線バスを用いた約3カ月半の走行試験も無事終了したんだとか。もう、実用化目前じゃないですか!

 また、路線バスで実験ということは、既存のディーゼルエンジンにそのまま使えるって事ですよね。いいじゃん、いいじゃん!

 おまけに 100%GTL軽油を使用ですよ。この手の燃料って、従来のガソリンや軽油に新開発の燃料を混ぜて使うのが普通だと思っていたのですが、100%でイケるってのは、ちょっとスゴイんじゃないかなぁ。

 記事では生産コストについては触れられていませんでしたが、供給に際して現在ある軽油の販売インフラがそのまま流用できるとしたら、普及までのコストという意味ではめちゃめちゃ有利そうです。

 とはいえ、軽油なんですよね。ガソリン車には使えないんだ・・・。残念。

 でも、“藻” から油を取り出す技術もそうでしたが、軽油の代わりになる燃料がバンバン低コストで作れるようになって安価に供給されて、しかもクリーンという話になれば、“ディーゼル車はコストパフォーマンスも良くて、おまけにエコ!” って事にもなりそうです。

 なんか、ディーゼルエンジンの未来はガソリンエンジンのそれよりも遥かに明るいような気がしてきましたよ。

参照リンク
 ・天然ガス液化燃料化で国産技術を確立…JXやコスモなど参加 | レスポンス (ビジネス、企業動向のニュース)

藻から採った油を使って乗用車が走ったそうです

 TBSの動画ニュースサイト News i記事によると、藻から採取した油を軽油に70%混ぜた燃料を使っての、乗用車を動かす実験が成功したんだそうです。

 実験を行ったのは、筑波大学の渡邉信教授の研究チームとマツダだそうなんですが、これって2010年12月にニュースになった、あの “藻” から採った油みたいなんですよね。大学も教授の名前も一致してるし。

 あの時は、実用化はもっとず~っと先の事だろう思ってたんですが、ここまでは予想外に早かったですねぇ。

 しかし、今回動いたのはディーゼルエンジンなんですよね。実験の結果そのものについては、純粋に スゲェ! と思うのですが、ガソリンエンジン好きにとっては、やや残念だったりして。

 そのうち、この “藻” から採った燃料で、ガソリンエンジンが回る日が来るのを期待して待ちましょうかね。

 とはいえ、なぜマツダの車なんだろう? というのは気になります。研究開発費をマツダが提供してたんだろうか? とか、実はマツダのエンジンしか回らなかったとか・・・。どういう経緯だったんでしょうかねぇ? ナゾだ。

 もっとも、僕はマツダファンだし、マツダ車オーナーでもあるので、このこと自体はそれなりに嬉しかったんですけどね。「マツダ、やるぅ!」 みたいな(笑)。

 それはともかく、この “藻” から採取する油というのが、リットル当たり 50円程度で生産できるという試算もあるようなので、(根拠は無いけど)市販価格がリットル当たり 100円程度で供給されるんじゃないかと期待が膨らみます。

 もちろん真の実用化に向けては、まだまだクリアしなくてはいけない問題が多々あるとは思いますが、乗用車の走行実験に成功したことで、一気に現実味を帯びてきたのは確かですよね。

何はともあれ、この先が非常に楽しみです。

参照リンク
 ・「世界初、藻の油70%混ぜ車走行に成功」 News i - TBSの動画ニュースサイト
 ・バイオ燃料の本命は...藻類になるのかも!? : ギズモード・ジャパン

関連エントリー
 ・石油をつくるという「藻」に期待大です

光で水を分解する技術がMITで開発されたそうです

 TechCrunch Japan の 「シリコン半導体が’光合成’を行う’人工葉’をMITが開発」 というニュースより。

 “光合成” と聞くと、光と水と二酸化炭素から炭水化物を合成するのかと思っちゃいましたが、そういう事ではなくて、光を使って水を酸素と水素に分解する触媒(?)が開発されたというお話でした。

 水を酸素と水素に分解というと、中学校(だったっけ?)で習った水の電気分解の実験を思い出しますが、電気が必要ないってのはなかなかにクリーン&エコな気配がしますよ。

 もっとも、出てきた酸素と水素をどうやって分けるの? という疑問はありますが・・・。そういう技術って、既に確立されてるんですかねぇ? はたまた混ざったまま使う予定なのでしょうか?

 この技術の利用方法としては、作った水素と酸素を燃料電池に食わせて電気を取り出そう! という事のようです。

 ただ、Wikipedia のページ を読んだ限りでは、燃料電池ってまだまだ初期コストもランニング・コストも高いみたいなので、そこをどうクリアするかの方が大変かも。

 でも晴れた日に、夜間や天候の悪い日の分をカバーできるくらいに水素と酸素が作れて、なおかつ安全に貯蔵できるのなら、安定的運用という意味では太陽電池よりも有利な気もしたりして。

 もっとも、太陽電池の方も “バッテリー” の方さえ何とかなればOKって話ではありますが(苦笑)。

 まぁ、酸素と水素は燃料電池以外にも使い道はあるだろうから、別の用途で活用されたりしてね。

 つか、この技術を海水から食塩を作る工場に導入したら、今まで通り塩を売るだけじゃなくて酸素と水素も売れるようになって、より儲かったりはしないかなぁ?

なにはともあれ、先が楽しみな技術ではあります。

参照リンク
 ・シリコン半導体が’光合成’を行う’人工葉’をMITが開発 by TechCrunch Japan
 ・光合成 - Wikipedia
 ・燃料電池 - Wikipedia

光吸収100倍の太陽電池は生産コスト的にも優秀っぽい

 「岡山大大学院の池田直教授のチームが光の吸収が従来品の 100倍以上の太陽電池を開発」 というニュースより。

 記事の見出しだけ見て 「発電効率が従来品の 100倍だって!?」 と、大きな勘違いをしたのは ナ・イ・ショ ですが(笑)、吸収率が 100倍って事は、面積あたりの発電効率もきっと良いんでしょうねぇ。

 と、光の吸収率にばかり目が行きそうになるこの技術ですが、記事をよく読んでみたら生産コストの方がもっと凄いじゃないですか。

 何でも、従来のシリコン製は 1kwを発電する電池を作るのに約100万円かかってたのに対して、こちらは約千円が目標とのこと。

 もっとも、あくまでも目標って話なので、このとおりに 「従来品の 1000分の1 のコスト」 とはならないでしょうけど、仮に 100分の1 になるだけでも画期的な事ですよね。

 また、パネル型の従来品と違って曲げ伸ばしもできるということなので、設置できる場所も飛躍的に増えそうです。

 現在、2013年の実用化を目指して開発中という話なので、もう何年かしたら街の至る所で太陽光発電パネルを見かけるようになってたりして。

参照リンク
 ・光吸収100倍の太陽電池を開発 岡山大、生活排熱で発電も - MSN産経ニュース
 ・岡山大、光吸収率が従来の100倍の太陽電池を開発 : ギズモード・ジャパン

ブラザーが振って発電する電池を開発中だそうです

 greenz.jp の記事によると、ブラザー工業が振ることで発電&蓄電する 「振動発電池」 を開発中なんだそうです。

 想定される用途としては、テレビのリモコンのような消費電力が少くて電池を使う製品なんだとか。

 既存の製品に使おうとすると電池の形をしていた方が便利なんですが、そもそもコレを組み込む前提ならバッテリーパックみたいな形でもいいですよね。その方が空間効率もいいだろうし。

 なんつっても、電池の交換が不要になるってのが良いじゃないですか。使う前にちょっと振ればOKって、なかなか魅力的です。もっとも、お値段にもよりますけど。

 でも、僕はリモコンくらいしか用途を思いつけないんですよ。非常用の懐中電灯としては既に手回し発電式の商品があるわけだし・・・。

 使う前に振ることができて、そんなに長時間使うわけではない物って、何かありますかねぇ?

 一瞬、「万歩計にいいんじゃね」 と思ったんですが、発電しようとして振ったら歩数が増えたりしそうで、ちょっとダメそうです。

 既存の製品に手を加えずに発電システムを組み込めるという点では、非常に面白いんだけどなぁ。でも、発電&蓄電の効率次第では化けるかも。

参照リンク
 ・その場で振れば、すぐ発電できる!画期的な小型初電池、ブラザー工業の「振動発電池」とは? | greenz.jp グリーンズ

スプレーして布を作るという技術が開発中だそうです

 5月8日放送の、「世界の果てまで イッテQ」 でやってたんですが、液体のコットンをスプレーして布を作るという技術があるんだそうです。

 番組を見た限りでは人の肌に直接スプレーしないとダメなようだったので、体温を利用して液状のコットンを個体化しているんでしょうかねぇ?

 スプレーするとそこで糸になって、重ね塗り(?)をすることで生地(布)が出来上がるという仕組みです。もちろん、一般的な布と同程度の強度もあるし、ある程度は伸縮もするようです。

 しかも出来上がった布は、専用の溶液を使って液状のコットンに戻すことで、再びスプレーして使えるようになるんだそうで、リサイクル性もバッチリって感じです。

 ただ一般的な生地に比べると、ちょっと厚くなってしまうようで、見た感じでは 「伸縮する薄い石膏」 という印象でした。似ている生地としては、フランネルが近いのかなぁ?

 まだ研究中とのことでしたが、織ったり縫ったりする必要がないうえ、形状も記憶するそうなので、これまでにない発想の服が作れると、既にファッション業界から注文が殺到してるんだそうです。

 また、肌にピッタリとフィットした布を作れるという点から、医療関係者からの注目も高いんだとか。

 で、真っ先に思いつくのは包帯の代わりですよね。関節部分なんて、普通に包帯を巻こうとするとかな~り難しいですし、サポーターで代用しようにもいいサイズの物が無かったりしますよね。

 しかしこの技術を使えば、サイズは自由自在ですし、しかもピッタリフィットですよ。当然ですが、包帯を折ったり引っ張ったり締めたりする必要もないので、指なんかの細かいところで特に重宝しそうです。

 以前にカミさんが足の小指の骨を折った時なんか、なかなか上手く固定できずに大変そうだったんですよね。その時にこういう技術があったら、もっと簡単に固定できて楽に治療出来たんじゃないかと思うわけですよ。

そんなわけで、スプレーする包帯の実用化を強く希望するところであります。

参考リンク
 ・体に直接スプレー、ぺろんと剥がして一瞬で服を作れる新素材登場 - GIGAZINE

本当の意味で“虫歯が治る”かも! と期待が膨らみます

 GIGAZINE の「虫歯などで失われた歯や歯根を完全に再生する技術が登場」という記事によると、日本歯科大生命歯学部の中原貴教授と同大学新潟生命歯学部の佐藤聡教授らの研究チームが、歯の一部を使って歯を再生する培養方法の開発に成功したそうです。

 今回はマウスの歯での成功だそうですが、3年後をめどに人の歯でも完全再生できるよう応用研究をすすめる予定なんだとか。

 用途としては人工歯根(インプラント)ということで、虫歯だった歯が再生したり、抜けた歯が元通りにななったりするワケではないみたい・・・、残念。

 とはいえ、こういう技術は順々ですからねぇ。そのうちにボクシングのマウスピースみたいなのを口に入れておけば、歯が再生するような技術に発展してくれるんじゃないかと期待したりして。

 とか思ってたら、同じGIGAZINEの2008年04月の記事に「虫歯治療のために歯を再生する技術が登場へ」という記事がありました。こちらは、歯を構成しているエナメル質と象牙質を補充して歯を再生することができるようにする技術だそうです。

 さらに2009年05月には「虫歯に歯と同じ成分を吹き付けて治療する装置が登場」という記事があるじゃないですか!。

 どちらの記事も、数年後の実用化を目指すって話なので、虫歯になりやすい歯の持ち主としては 「もう何年かすれば、歯医者さんで再生治療を受けられて、口の中を見られても(詰め物の多さに)恥ずかしい思いをしなくてもいいようになるかも」 と、めちゃめちゃ期待しちゃいますなぁ。

参照リンク
 ・虫歯などで失われた歯や歯根を完全に再生する技術が登場 - GIGAZINE
 ・虫歯治療のために歯を再生する技術が登場へ - GIGAZINE
 ・虫歯に歯と同じ成分を吹き付けて治療する装置が登場 - GIGAZINE
 ・口内の虫歯菌が激減、虫歯菌だけを溶かす酵素が商品化へ - GIGAZINE

 ・歯の一部を体外で培養し、正常に機能する歯を再生 - スラッシュドット・ジャパン
 ・福歯:歯の再生、マウスで成功 正常な機能を確認--東京理科大など(毎日新聞社) | インプラントジャーナルジャパン

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  • 書いてる人:夢界 陸

    名古屋在住のおっさん。
    プログラミングやガジェットの話など、 日々の興味を徒然と綴っています。



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