紙の本がもっと面白くなる 「編集者の仕事」
編集者の仕事といえば、企画を練って原稿を依頼&入手して、原稿をチェックして・・・。というあたりまでは誰でも想像できるんじゃないかと思うんですが、本書で語られるのはその後のお話です。
ちなみに校正も編集者の仕事と思ってたんですが、本来は校正専門の担当さんのお仕事なんだとか。これは知りませんでした。
でも、原稿が出来上がったら、あとは印刷するだけでしょ?と、素人は思いがちなんですが、実はここからが編集さんの本領発揮だったんですねぇ。正に「本をデザインするお仕事」だったとは。
簡単にまとめると、文字のフォントとサイズの指定から、行間、余白の指定。どの判型で作るのか、装幀はどうするのか、カバー(ジャケット)は?オビは?などなど。
一番驚いたのは、本文中の和文書体と欧文書体でフォントのサイズを微妙に変えたりとかされてるんですよね。どれだけ細かい仕事なんだろう?と、ため息が出ちゃいます。
| まえがき | ||||
| Ⅰ | 本とはモノである | Ⅳ | 見える装幀・見えない装幀 | |
| 作りの良し悪しを見分けよう | 紙には寸法も色も重さもある | |||
| 一次元の原稿を三次元に | 函入りかジャケットか | |||
| Ⅱ | 編集の魂は細部に宿る | 表紙は最後まで残るもの | ||
| すべては判型から出発する | Ⅴ | 思い出の本から | ||
| 頁はどこから始まるの? | 昭和は文学全集の時代であった | |||
| 目次と索引は技量が問われる | 十二冊プラス幻の一冊 | |||
| 校正、畏るべし | あとがき | |||
| Ⅲ | 活字は今も生きている | |||
| グーテンベルクに感謝 | ||||
| 明朝体は美しい | ||||
| 欧文書体はファミリーに分かれる | ||||
| 約物と罫線を使いこなせ | ||||
本を手にとって「読みやすい」と感じるか「読みにくい」と感じるかは、文章そのものの問題よりも、そういったデザインに起因する場合がかなり多いんだそうです。僕は気にとめたこともなかったんですが、言われてみるとなるほど納得です。
そういえばWebサイトでも、読みやすいサイトと読みにくいサイトがあるのは、そういうところのデザインの差なんでしょうねぇ。











これがデザイナーの仕事になると、フォントの一文字一文字の微調整が来るんですよ。特に縦書きの時。(フォントは横書きが基本で設計されているために、縦書きだとずれが大きい傾向がある)
恐らく、それ自体はデザイナーに投げるんでしょうが、表紙とかはその調整がされているのではないかと…。
Posted by: yohsuke | 08/18/2010 at 22:57
コメントありがとうございます。
そういった細かい調整の積み重ねが、パッと見た時の印象の大きな違いになるんでしょうねぇ。
また、そういうところに目が行くようになると、、いろいろ楽しそうですよね。
Posted by: 夢界 | 08/19/2010 at 08:46