教える人はもちろん、教わる人にも 「技術の伝え方」
自分では上手く教えているつもりなのに、どういうわけか相手に伝わっていない。ってのは、案外よくある話じゃないでしょうか?
教える立場の人間としては、項目のリストアップから教える順番、ムダや漏れは無いかのチェックなどなど、それなりに大変な思いをして準備したのに・・・。なんで伝わんないの?とか思うわけです。
本書はその「なぜ伝わらないか」を紐解くことによって、逆説的に「伝えるにはどうすればいいか」にアプローチしていきます。
じゃぁ、どうすれば伝わるんだよ?ってところをまとめると、
- まず体験させろ
- はじめに全体を見せろ
- やらせたことの結果を必ず確認しろ
- 一度に全部を伝える必要はない
- 個はそれぞれ違うところを認めろ
となるんだそうです。
この中で僕が特に注目したが2番目の「はじめに全体を見せろ」だったりします。『やってみせ、いって聞かせて、させてみて、褒めてやらねば人は動かじ』というのはよく聞きますが、その「やること」を「やった結果」が全体に対してどういう意味・役割を持っているかが分かれば、初心者の「なんで、こんな事せにゃならんの?」という疑問に端を発する反発感(?)のほとんどが解消できるような気がします。
また、いくら上手く教えても「教わる側の準備ができていなければ、伝わるモノも伝わらない」という、これまたもっともな指摘もあります。もちろん、教わる側にどうやって伝わるための準備させるのか?という部分もちゃんと解説されているのでご安心を。
| はじめに | |
| 序章 | 「技術」とは何か |
| 第1章 | なぜ伝えることが必要か |
| 第2章 | 伝えることの誤解 |
| 第3章 | 伝えるために大切なこと |
| 第4章 | 伝える前に知っておくべきこと |
| 第5章 | 効果的な伝え方・伝わり方 |
| 第6章 | 的確に伝える具体的手法 |
| 第7章 | 一度に伝える「共有知」 |
| 終章 | 技術の伝達と個人の成長 |
| 「技術を伝える」を巡るおまけの章 | |
| おわりに | |
逆に教わる立場に立ってみると、教えられた事に対しての質問のポイントが見えてきます。例えば「なんで、こんな事しなきゃいけないんだろう?」と思っても、そのまま素直に口に出しては角が立つ場合もありますよね。もしくは素直にそういう質問ができるような雰囲気じゃないとか。
でも「この後はどうなるんですか?」と自分の作業の後行程を質問(確認)すれば、大抵はそこに疑問の答えが転がっているものですし、教える人に与える印象もずいぶんと違ってくるんじゃないかなぁ。
というわけで、教える立場の人はもちろん。「もうちょっと上手く教えてもらえないかなぁ?」と思っている向上心旺盛な人にもオススメです。











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